今回は個人的に、
いやいやむしろ我が人生において愛してやまない
「スーパーコンビ」系の一発台について語ります。
残念ながら、前に触れた「CR機導入の裏側」
http://maniaslot.blog.shinobi.jp/Category/12/
のダービー物語事件の頃から絶滅してしまい、
最近ではニューギンから「バリ南国」って台が発売されたんですが、
「花の慶次」の抱き合わせ販売でしか売れなかった種類の台です。
「バリ南国」なんか自分の周りでは導入店舗が無く、暇な日に探して
打ちに行ったら既に撤去されてましたからね。・゚・(ノД`)・゚・。
そんな人は読まないと思いますが4号機「北斗の拳」から始めた
通称ゆとり世代の為に少し説明すると、
この「一発台」ってジャンルは中央にデジタル液晶じゃなく、
アナログな役物がデーーンと配置してあってですね。
そんな所に玉が通るんですか?って思うぐらい細くて異様な角度の
ついてる釘の森を抜けると中央の役物に入賞します。
そこを、抜けるとクルーンが付いてまして普通は3つ穴の内、手前の
穴に当たれば大当たりってゲーム性です。
文字通り、当たり穴に玉が一発入れば大当たりって単純明快の台です。
ここからは、全部自分の主観ですよ?
もう、なんて言うかですね。玉の動きがアナログですから目の前で当たり
抽選が見えるんですよ!
自分が一番よく打ったのが「ミサイル」って台なんですが、もう役物に入る
たびに別の動きをしまして
螺旋のスベリ台のようなレールが付いてるんで、普通はレールに沿って落ちて
きて下の皿でクルクル回って落ちるんですが、
いきなり、レールから落ちて回らずに入賞したり!
奥の方で勢いが無くなって諦めてるとハズレ穴の間を絶妙に手前に転がってきたり!
「入った!」と思ったらゴルフのカップに蹴られるようにクルンと
後ろの穴に入ったり(;´д`)
もう単純な役物の中で繰り広げられるドラマが楽しくて楽しくて、それだけで
ご飯3杯はいけちゃいますよ!( ゚∀゚)o彡°
ほんと今の台の某ヨン様とか、しつこい位の「顔アタック」しやがって!
あんな出来レースを2分も見せるぐらいなら、液晶なんか取っ払って豆電球に
しやがれ!って思いますから ヽ(`д´;)ノ
すいません。ちょっと怒りすぎました…
話を「一発台」に戻しますね。
この台の面白い所は役物だけじゃ無いんですよ。
もちろん、こんな単純なゲーム性なんで台選びは釘読み勝負なんですよ。
入賞口が1箇所なんで、見る本数自体は少ないんですが当たれば1万円の機種で
振り分けが1/3なんで最低でも3千円で1回抜ける台を選ばないといけません。
そんなペースでたった1玉抜けるか抜けないかの世界ですから、釘読みは本当に
シビアで0.1㎜変わっただけで結果は激変します。
しかもリアルな店に完全に良調整の台なんか存在しませんからね。
ここは良いけど、ここはダメって台の中から全体のバランスと台の振り分けの
癖を考慮して台選びします。
それだけ、考えに考え抜いた台に座ったとしても所詮「3千円に1玉」の世界ですから
「1万円入賞せず」なんて事も頻繁に起こります。
そうするとですね…
大体、5千円を超えた辺りから脳内で葛藤が始まるんですよ(;´Д`)
「やっぱり、あのマイナス調整が」
とか
「いやいや、絶対に良調整のはず。今は悪い方に偏ってるだけ」
とか
「そういえば、この釘が昨日より微妙に左かも」
とかね
もう不安で不安で仕方ない訳ですよ。
それを乗り越えて良結果になった時の達成感と釘読みミスで負けてしまった時の
圧倒的な敗北感・・・
特に負けた時は収支の10倍は色んなモノに負けた気になりますからね _| ̄|○
この「コンビ」系の一発台は永遠の名機だと思うんですが、残念ながら今の店は
デジタル全盛で1島同調整でほったらかし&(本気)イベント時も一律にヘソ開ける
だけって店だらけになって「釘師」なんて言葉は死語になりつつありますから、
この先に「一発台」が店で稼動する事も無いでしょうし、「一発台」を調整出来る
人もほとんど居ないでしょう 。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、ミサイルは永遠の名機ですよ!
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追記
実は前回の「青ドン」の記事に超恥ずかしいミスがありました。
ご指摘下さった方、ありがとうございます。
が、しかし、
あまりに恥ずかしかったのであえて直さないでおこうと思います。
気付いた人は笑えばイイんじゃないかな (つд・)
今回は「保通協のマニアな話」→http://maniaslot.blog.shinobi.jp/Entry/31/
でも少し触れましたが、厳しい厳しい5号機の内規に対してメーカーがどんな工夫を
しているかをお話しします。
メインにする機種はアルゼの「青ドン」です。
この機種は4号機初期のTOPメーカーだったアルゼが送り出した超大ヒット機種
「花火」の5号機リメイク板です。
しかし、上記の前記事を読んで下さった方はお分かりだと思いますが
5号機には様々な規則があり完全に再現するのは不可能なんですよね。
ネックになるのは
① ボーナス時に払い出しをしてはいけない
② 成立している役は最大限引き込まないといけない
③ 一つのフラグに付きリールの停止パターンは一つのみ
他にも色々ありますが、通常時に関係あるのはこの3つです。
まず①のお陰でチェリーの2コマ以内にはボーナス絵柄を配置できません。
もし、配置すると②の制約があるのでチェリーが停止している時に同配置に
ボーナスがあるとボーナスも引き込まないといけないので、払い出しが有り
になってしまいます。
哲也などは、チェリーと隣に配置してますが規定上、左にチェリーが止まった
時点で枠内にあるボーナスが否定されます。
エヴァはチェリーの払い出しを右リールに配置する事でクリアーしてます。
青ドンはREGの組み合わせを「七七BAR」にして、4号機では七だった部分に
関係のない「親方絵柄」を配置する事でチェリー付きのリーチ目が出るように
しました。
これで、左リール上段にBARを止めればボーナスも引き込まないので「花火」
と同じ停止パターンを使うのに障害はなくなりました。
しかし、③の制約があるせいで「花火」と同じ量のリーチ目を再現する事は
不可能です。
そこでアルゼの開発者は考えました。
「花火」と言えば、氷テンパイ外れのリーチ目がメインですから、5号機の
特性である小役重複と「氷絵柄」を組み合わせる事で新しいゲーム性を作り
出しました。
皆様、ご存知の「平行で揃った氷は 5%以下で重複」
「斜めで揃った氷は 50%で重複」
って奴です。
しかし③の規定があるので、同じ「氷」フラグで平行に揃ったり斜めに揃ったり
してはいけません。(同一フラグは同制御なんで)
規定を違反してる訳じゃありませんよ?
見た目は同じなんですが平行氷と斜め氷は、実は全くの別フラグになっているんです。
払い出しに「風鈴・風鈴・氷」で5枚役ってのがあるんですが、
実際には最初に左リールを止めるかぎり絶対に揃う事はありません。
この一見意味の無い小役を旨く使う事によって
青ドンは規定をクリアーしているのです。
そうなんです。
氷が斜めに揃う時は
6枚役の「氷・氷・氷」と
5枚役の「風鈴・風鈴・氷」が同時に成立しているんです。
しかし、同時に成立している小役は払い出しの多い方を優先するので
前者の「氷」が揃うって仕組みです。
となると、「単独氷(平行氷)」と「重複氷(斜め氷)」は別フラグですので
制御を別にしてもイイ訳です。
おお!
これで減ったリーチ目のかわりに揃っても激熱の重複小役が出来ました。( ̄ー ̄)
出玉性能に全く関係の無い部分にここまでのこだわり!
往来の花火ファンに対するこの愛情!
しかも普段は意味のない5枚役をBIG中は14枚役にして技術介入要素にしてますからね。
私見ですが、人気4号機の名前を利用しただけのクソ5号機が溢れるなかで、
この「青ドン」の出来は素晴らしいですね。( ゚∀゚)o彡°
あれでミニリールじゃなければ満点なのにw
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往年のファンを大切にするアルゼの心でお願いします。
今回もこのブログの原点回帰、レトロ台攻略です。
今は影も形も無い機種の話しなんで興味の無い方はスルーで
興味のある方は他の記事もどうぞ ( ・∀・)っ旦
↓
http://maniaslot.blog.shinobi.jp/Category/3/
http://maniaslot.blog.shinobi.jp/Category/2/
今日の機種はリクエスト頂いたので平和のデジパチ「麻雀物語」です。
ボタンを押してくれるのは良い人なので全力で尻尾ふりますワンワンワン!!( ゚∀゚)o彡
「麻雀物語」
四号機末期にホールを賑わせた機種なので、ご存知の方も多いと思うのですが、
実は1991年に発売されたデジパチが元祖です。
当時業界初の液晶デジパチで超話題&大人気だったんですが、色々面白い
仕掛けが施してありまして ( ̄ー ̄)
まず第一に
業界初!モーニング機能搭載!(かなり強引なんですが…)
この機種は電源と同時にスタートに入賞させれば絶対に当たり乱数を
拾います。
でも、そんな事は通常打ち手には不可能じゃないですか?
それでですね・・・
1 朝は電源OFFで営業スタート
2 客は千円分の玉を買ってしばし待つ
3 店が一斉に電源ON!
4 一部、仕込みのしている台は勝手にデジタルが回って発で当たり!
どうです?この色々問題のありそうなモーニングサービス ( ゚∀゚)
仕込み、といっても手順は単純明快。
電源ONと同時にセンサーが反応すればいいのですから、銀紙でも挟んでおけば万事OK☆
何故か 打ち手には絶対に不可能な手順で
何故か 大当たりを確定させる機能が付いている訳なので、
何故だか モーニングサービスを可能としているのは、
何故だろうか、メーカーも頭を悩ませているのでしょうね ( ̄ー ̄)ニヤリ
当時でもこんな事をしてるのは一部でしたが、電源が入ってデジタルが回転
した日にゃ親父もガッツポーズですよ ( ゚∀゚)o彡°
第二に
保留玉連荘システム搭載!
まあ当時の機種としては当然の事なんですが、深く知ると面白い仕組みに
なってまして・・・
前に「CR機導入の裏側」の記事でも「ダービー物語」の事を少し触れたんですが
↓
(ちなみにhttp://maniaslot.blog.shinobi.jp/Entry/19/)
当時の機種は保留玉で20%前後連荘するのは普通の仕様だったんですが、
メインプログラムには保留玉だけ確率UPや特殊な処理をするなんて事は一切
書かれてません。
まあ、当たり前の話です。状態によって当たり確率が変わる機種が検定通過
するはずがありません。
でも、実際にホールで遊戯すると保留玉で連荘します。
ここからヤヤコシイですよ?
まず、麻雀物語のアタッカーに秘密がありまして
アタッカーの入り口に入賞センサーがあるんですが、実際の入賞口はかなり遠い
場所にあります。
これで何が起きるかと言うと、
センサーに反応しているのに入賞していない??
ってな認識をメインプログラムで行います。
すると、エラーになるんですが直ぐに実際に入賞するので一瞬の事です。
もちろん、大当たり中は頻繁にエラーが起こります。
エラーになるとですね・・・
保留玉の乱数に「÷16」って処理がなされます。
「麻雀物語」の大当たり確率は1/240なんで乱数は0から239です。
当然、16で割り切れない数字がほとんどです。
ですが、小数点以下は存在しないので
乱数は割った後の余りの数字に書き換わります。
仮に 18なら 18÷16= 1余り2なんで②
200なら200÷16=12余り8なんで⑧
7なら 7÷16= 0余り7なんで⑦
すると、保留玉は0~15の乱数になります
つまり、保留玉の4つ分だけは1/16の確率変動状態なんです。
保留玉連荘機の完成です ( ・∀・)
凄いのはここからの話しで
実は…この機種…
アタッカーの角度が超絶妙で、保通協で検査する時はエラーが起きないんで
連荘しません。
実際にホールで4.5で寝かせをつけて営業すると保留玉連荘機にヘンシーン!
アタッカーなんてただのプラスチック部品なんですが、その精密度はスペース
シャトルに搭載出来るんじゃねえの?
ってぐらい精密に作られてるんです。
実際、アタッカーだけ別工場で生産してたらしいですからね ( ̄ー ̄)
私見ですが、今のCR機の確率変動なんて全然面白くありませんよ
そりゃあ、確率を変えれば連荘しますよ
この時代の連荘プログラムの美しさったら、NASAも裸足で逃げ出しますよ!
言い過ぎました (;´Д`)
でも「麻雀物語」でエラーを起こしながら(実際にエラー画面出ます)
打ち手にも気づかせないんですよ!
ほんと一瞬画面がチラツク程度なんですよ
それを起こしてるのがアタッカーの角度だって言うんですからビックリです。
この日本人にしか出来ない精密さ!町工場の技術に恐れおののきますよ
全国には絶対に連荘しない「麻雀物語」もあったんだろうなあ (´・ω・)
でも全部含めて「名機」ですよ!カテゴリーは迷機ですが名機ですな
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そ、そこが気持ちイイですー(;´д`) アッー!
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鯉のクリック週間とかどうですかだめですかそうですかわかります
今回は内規の話について書こうと思います。
パチンコもパチスロもメーカーが好きな台を作って、ホールに卸してる
訳では無く、販売する前に保通協という組織の検定に合格する必要があります。
もちろん、パチンコ・パチスロで内規は違うのですが今回は4号機の強制撤去
という強硬手段を使って導入させたパチスロ5号機についてです。
初めに4号機と5号機の大まかな違いから
↓
4号機 5号機
ストック 明記無し 禁止
リール制御 色んなパターンが可能 フラグに付き1パターンのみ
引き込み順 リプレイ>子役>ボーナス リプレイ>ボーナス>子役
他にも色々ありますが、大まかにはこんな感じです。
保通協ってのはお代官様の組織ですから、ギャンブル性の高い台は基本的に
不許可なんですが、検査の盲点を突いた仕様の4号機が問題になり、5号機
に強制的に入れ替えさせたのです。
演出面で致命的にダメになったのが、上の「フラグに付き1パターンのみ」の記述
で、この規制により4号機のニューパルサーのように大量リーチ目マシンが不可
になりました。
出玉面で致命的にダメになったのが、試打試験です。
4号機の時代も試打試験はあったのですが、完全オヤジ打ちで規定G数を回すだけ
だったので、毎回成立している小役を液晶でナビするAT機も生まれたんですが、
5号機になってオヤジ打ち以外に成立している役を全て取得する試験も追加されました。
それに加え、短期・中期・長期で規定の出玉率をオーバーすれば不合格になってしまいます。
そんな試験者の引きしだいで結果の変わる試験が1回180万円ですから (´д`)
もちろん試験にかかった費用は台の値段に上乗せして販売してますから台の高騰は止まらず、
結局はクソ台だらけの5号機をユーザーが負担する事になり、人気も低迷・・・
倒産する店も続出しました。
そもそも出玉率を抑える為の試験なんですから、解析すれば早いんじゃ?
と思いますよね?
そんな試験方法はありえないんですよ・・・
検査している組織も人も役人ですから
役人と言えば能力無し&ヤル気無しですよ
解析で試験をパスした台が万枚続出したらミスした人が明確でしょ?
シミュレート試験にしたらどうです?
決められた試験をこなしただけですから責任取る人もミスをした人もいませんよ
なんて役人らしい逃げ口上でしょう ( ̄ー ̄)
保通協みたいな組織はもちろん必要なんですが組織も中の人間も致命的に
お○鹿すぎますから
そもそもストック機が生まれたのも「リングにかけろ」のようなリプパン機が生まれ
たのも、お代官様が4号機に導入させた「リプレイ」って小役のせいですからね。
5号機で「リプレイ」を廃止すれば良かったんですよ
まあ役人は自分のミスを認めるような事は絶対にしませんけどね (;´д`)